2021年10月28日今治市の動物取扱者研修を依頼されました。久しぶりだったのと、1時間で質疑応答ということ、この間今治キャンパスで動物感染症学、人獣共通感染症学を教えてきて、一部データを改定ことを合わせて、新しくスライドを作りました。何とか時間内に講演を終えられました。
久しぶりに、この項目をリニューアルしようと思います。
動物取扱者研修会での講義は平成27年に埼玉県、平成28年は千葉県、平成29年は神奈川県、そして平成30年は東京都でおこないました。2018年11月21日は東京都の3回目で立川市民会館で行いました。その時のスライドです。
スライドは、最初に個人で飼っている場合に、よく見られる感染症の特徴について説明します。外表感染も内部感染も、主として常在菌(大腸菌、緑膿菌、連鎖球菌など)による感染症がほとんどです。他方、シェルター等の群飼育をしている場合の感染症は、主として伝播力の強いウイルス感染症や複合感染(多数の病原体による混合感染)です。
すなわち、同じペットの感染症でも、個別飼いの場合は、細菌感染症が多いのに対し、群飼育ではウイルス等の感染症が多くみられます。疫学でいう基本再生産数(R0:アールノート)の、群れ飼いへの影響について考えてみます。また、異種の動物を一緒に飼育する場合に、種を超えて感染症が起こる場合もあります。そうした例についても紹介します。
通常、家庭で個別飼育されているイヌやネコが町の獣医さん罹る感染症は、常在菌によるものがほとんどです。擦り傷や咬傷その他の原因で化膿したり、ひどい時には皮下組織で細菌が増殖する蜂窩織炎や敗血症が起こします。常在菌の問題は、ヒトの院内感染症と同様に、薬剤耐性菌が多いということです。
サルバルサン、サルファ剤(合成抗菌剤)についで、ペニシリンの発見から約1世紀、細菌感染症の切り札として、様々な抗生物質が発見・開発されてきました。ペニシリンが細菌独特の細胞壁を合成する酵素の阻害剤であり、細菌には致命的であるの対し、細胞壁をもたない動物細胞には悪影響を出さない「魔法の弾丸」であったこともあり、今では、細菌のDNA合成、RNA合成、蛋白合成の阻害薬、細胞膜・細胞壁の障害、細菌の代謝阻害薬まで、全ての構造・代謝に対する阻害剤が開発され使用されています。
しかし、抗生物質を使えば使うほど、耐性菌が選択されメジャーになります。また、多くの抗生剤に対する耐性を獲得した多剤耐性菌が出現しています。これらの多くはヒトや動物の周りにいる常在菌や環境細菌です。現在は、世界中で抗生物質の適正使用を進めるためのOne Health Initiative活動が進められ、ヒト、家畜、伴侶動物、水産、環境における耐性菌の監視や抗生物質の使用方法の適正化が進められています。
個別飼育と異なり、集団飼育する場合の問題点は、感染症の種類が異なること、流行パターンが異なることです。通常、感染症は基本再生産数(R0:アールノート)で示されます。R0が1より大きい感染症の流行は拡大し、R0が1より小さい場合は流行は終焉します。またR0は、基本的に病原体の伝播力(β)と感受性個体の数と密度(C)、感染した個体が病原体を排出し続ける期間(D)の掛け算になります。R0=βxCxDです。大都市やメガファーム、養殖では、狭い密度に多くの個体が存在するので、Cが大きくなり(幼若、老齢個体も多くなり、病原体の排出期間も長くなるので)、同じ病原体(β)でもCxDが相乗作用を示し、R0は大きくなります。右の麻疹の流行パターンはよく利用されるもので、人口が多くなるに従い、流行頻度も規模も大きくなります。米国の流行が激減しているのはワクチンが開発されたからです。
群飼育で重要な感染症としては、猫鼻気管炎があります。猫コリーザ(鼻かぜ)の別名があるように、上部気道炎でネコの呼吸器病の約半数を占めます。原因はネコヘルペスウイルスI型です。ヘルペスウイルスは感染すると神経節に潜伏感染し、宿主の免疫力が低下したり、ストレスがかかると再活性化して増殖を始めます。ヒトの口唇ヘルペスや性器ヘルぺス、水疱瘡・帯状疱疹と同様です。子猫では肺炎を起こし重症化することがありますが、ワクチンが市販されています。
ネコカリシウイルス感染症も上部気道炎をおこします。また、舌や口腔内に水疱や潰瘍ができます。通常、症状は数日で回復し予後も良好です。しかし、全身感染を起こす高病原性の株(virulent systemic FCV)が出現しました。このウイルス株は子猫だけでなく成猫でも全身感染を起こし、致死率が67%という非常に病原性の強いウイルスです。
真菌類では皮膚糸状菌症があります。子嚢菌による皮膚感染症です。子犬に多く見られます。円形の脱毛部が皮膚に生じ、紫外線灯(ウッド灯)で蛍光を発します。抗真菌薬のイトラコナゾールが有効です。猫では抗真菌薬のケトコナゾールは肝臓毒性を示すので使用できません。抗真菌薬には、真菌独特の細胞膜脂質であるエルゴステロールを標的にしたアゾール系の抗菌薬(イミダゾール系)とポリエン系(マクロライド系)の抗菌剤、独特の細胞壁多糖(β1・3グルカン)阻害のミカファンギン、核酸アナログのフルシトシンがあります。
ケンネルコフ(犬舎咳)は、いくつかの病原体(ウイルスや細菌)の複合感染よるもので、多数頭飼育では群れの中に長い流行病を起こします。
犬のパルボウイルス感染症は、子犬には致命的で「コロリ病」「ポックリ病」として恐れられています。このウイルスは、もともとネコの汎白血球減少症ウイルス(FPV)が変異して、犬に感染するようになったものです。猫では「猫ジステンパー」や「猫伝染性腸炎」とも呼ばれていました。若齢猫では著しい白血球の減少が起こります。イヌのパルボウイルスは、1976以前には存在しなかったウイルスです。
このウイルスは血液中のトランスフェリン蛋白の受容体に結合し細胞に侵入します。ウイルスの蛋白質の2カ所に変異が起こり、83番目のアミノ酸がリジンからアスパラギン酸に、323番目のアミノ酸がアスパラギンからアスパラギン酸に変わったために、猫の受容体に結合するウイルスが犬の受容体蛋白に結合できるように変異したためです。
ここまでを振り返ってみましょう。
一般的な街の臨床獣医さんがみる感染症(常在細菌)と、群飼育の施設で問題となる感染症(主としてウイルス感染症)は、異なることが多い。細菌感染症には抗生物質が(最近は常在菌の薬剤耐性が問題ですが)、真菌感染症には抗真菌薬による治療が、ウイルス感染症にはワクチンによる予防が有効です。
また、感染症の広がり方、R0(アール・ノート)は、①病原体の感染力(伝播率:β),
②宿主の個体数・密度:感染個体と感受性個体の接触頻度(C), ③感染期間(D)によります。R0=βx C x Dで表わすことができます。Cが大きくなると、同じ病原体でもR0は大きくなります。
ここでは、輸入動物の大量死について説明します。多くは輸送中の事故や衛生管理の不手際(熱中症、水や餌の不足、ストレスなど)ですが、感染症の原因が明らかになったケースもあります。輸入ペットの大量死亡事故例、輸入ペットの病原体保有状況調査、また、輸入感染症(海外にしかない感染症)と思われていたヒストプラズマ症(真菌感染症)が既に、わが国に侵入し、定着し始めている事例について紹介します。要点は振返りにまとめてあります。
爬虫類はサルモネラ菌の温床です。特に幼若のカメ類は、ほとんどの個体がサルモネラを保有しています。成長するとサルモネラ菌の保有率は下がります。カメに触ったり、飼育槽の水替えをした後には手を洗ってください。小さなお子さんは、そのまま汚れた手を口に入れたり、時には小型のカメをそのまま口に入れてしまうような行動をします。アメリカでは国内での小型のカメは販売等を禁止しているのですが、日本への輸出は許可しています。アカミミカメだけでなく、イグアナやリクガメなどもサルモネラ菌を保有しています。
ウイルスや細菌にはバイオセーフティレベル3(BSL3)の病原体がいろいろあります。BSL3の病原体は、病原体等の取扱者に対するリスクが高く、関連者に対するリスクは低いもので、ヒトや動物に感染すると重篤な疾病を起こしますが、通常、感染者から関連者への病原体の伝播の可能性は低いものであり、有効な治療法や予防法があるものとなっています。 真菌類(カビのたぐい)では、BSL3のものは、ほとんどありませんが、ヒストプラズマがこの分類に入っています。真菌のヒストプラズマは、従来輸入感染症(海外の感染症)と考えられていましたが、21世紀になって、国内でもヒト、イヌ、ウマでの報告があり、国内に定着しはじめているようです。特にイヌのヒストプラズマ症は、2000年以降、報告が増加しており注意が必要です。治療には抗真菌薬のアンフォテリシンBやアゾール系の医薬品が有効です。
猫ひっかき病で有名なバルトネラ属菌については、野生のげっ歯類が高率に保有していることが明らかになり、繁殖したげっ歯類以外の輸入を禁止するきっかけとなりました。
数年間、講演をしているとスライドの枚数が多くなって、いくつかの項目を削除しなければならなくなりました。ここまで新しいものに変えてきましたが、前のスライドを見ると動物から来る感染症の前に、人から動物に行く(その結果人に戻る)感染症の紹介をしていました。最近は時間の都合で省いていますが、知っておいてもらいたいと思い、この項目は残しておきます(東京での講演では、ここの部分はありません)。
麻疹(はしか)は、自然界では人とサル類が感染します。野生状態のサルは感染していませんが、捕獲されヒトに接触するようになって人からうつされるものです。麻疹ウイルスはヒトでもサルでも全身感染しますが、特にリンパ球などの免疫系の細胞で増殖するので、一次的に免疫不全状態となり、日和見感染も起こします。以前は小児のよくある感染症でしたが、ワクチン接種により大きな流行はなくなりました。しかし、近年ではワクチンを打たない世代が大人になって麻疹に感染する「成人麻疹」が流行しています。
麻疹や風疹は、時に小児よりも成人が感染すると重症化します。サル類に接触するヒトで麻疹に感染したことのない方は、ワクチンを打っておくことを勧めます。
グラム陽性菌の中には結核やハンセン病の病原体を含むミコバクテリア属があります。ヒトに結核を起こす病原体としては、主なものに人型、牛型、鳥型があります。人型は宿主域が広く、ヒトを含む霊長類、モルモット、動物園の象や獏、あるいは伴侶動物(犬)などが感染します。イヌでは2003年、2004年に日本と米国で、人から飼っているイヌに人型結核(Mycobacterium tuberculosis)が伝播した報告がありました。サル類(実験動物や動物園動物)では人型結核感染個体は摘発・淘汰されますが、チンパンジーでは治療に成功し、動物園で生存している例があります。
牛型は病巣だけでは、人型と見分けがつきません。原因菌を分離・培養して初めて区別ができます。主に殺菌不足や生の乳製品を摂取することにより起こります。日本では、陽性家畜の摘発・淘汰によりほぼ統御できていますが、海外では英国などでは野生動物に定着していまい統御が困難になっています。
鳥型は、鳥類にとっては重要ですが、ヒトでは免疫不全や基礎疾患を持つ患者さんで重症化します。家畜では鳥型結核菌の1種であるヨーネ病の病原体(M. avium subsp. paratuberdulosis)が、牛型結核に次いで世界中で問題となっています。ヒトのクローン病に関係するのではないかと疑われています。
さらに、人からサル類に行く感染症として赤痢があります。赤痢菌の毒素はベロ毒素で、O-157の大腸菌が赤痢菌から遺伝子として取り込んだ毒素です。ヒトとサル類だけが高い感受性を持っていますが、ヒトは特にこの毒素に感受性が高く、10~100個の赤痢菌で発症しますが、サル類は1万~100万個の赤痢審で発症します。そのため、サル類では不顕性感染で赤痢菌を保有する個体がいます。ストレスや輸送中の影響で赤痢菌を排出する個体が出てきます。結核と違い、抗生物質で治療します。サル類の人型結核と赤痢は、感染症法で獣医の届出疾患となっています。
振り返りますと、動物とヒトの共通感染症にはヒトから動物に行く感染症があります。
麻疹(ヒトからサル類)、結核(ヒトから多種の動物)、赤痢(ヒトからサル類)、インフルエンザ(ヒトからフェレット、イヌ、ブタ)、ポリオ、ウイルス肝炎(ヒトからチンパンジー)などです。しかし、B型肝炎は遺伝子的には類人猿からヒトに来て、ヒトに定着したものです。
メインテーマであるペット動物に由来する感染症について説明します。ウイルス、細菌、原虫、真菌、寄生虫という順番で紹介します。ウイルス感染症は、動物と動物の間では沢山ありますが、人に感染するペット動物からのウイルス感染症は、狂犬病及び最近問題となっている重症熱性血小板減少症(SFTS)を除けば、ほとんどありません。ウイルスは宿主の生きた細胞でしか増えられないので、種を超えて感染するケースが比較的少ないこと、また、国際的には野生動物由来のウイルス感染症は多いのですが、ヒトに選ばれたペット動物からくる感染症には、それほど深刻なものは多くないということでしょう。それだからこそ、ヒトと長く付き合ってこられたわけです。
他方、細菌感染症には多くのものがあります。細菌感染症としては、パスツレラ症、サルモネラ症、新興感染症であるカプノサイトファーガ菌感染症、コリネバクテリウムウルセランス感染症、古くから知られているネコ引っ掻き病、オウム病、Q熱、レプトスピラなどがあります。原虫ではトキソプラズマ症、クリプトスポリジウム症など、真菌症には海外にしかないと思われていたヒストプラズマ症、古くからあるクリプトコッカス症、皮膚糸状菌症、寄生虫では条虫症、吸虫症、線虫症があります。
伴侶動物に由来するウイルス感染症で、国際的にみて最も重要なものは狂犬病です。ラブドウイルス科、リッサウイルス属の1型、狂犬病ウイルス(rabies virus)による感染症です。ヒトを含む陸棲哺乳類のすべてがこのウイルスに感受性を持っています。歴史的には4000年以上もこのウイルス病でヒトは悩んでいます。2000年前にはこの疾病の概要はわかっていましたし、狂犬に咬まれた部位を焼けば病気にかからないことが知られていました。ウイルスの存在が知られていなかった130年以上も前に、パスルールがワクチンを作成し、狂犬に咬まれた後でもワクチンが効く(暴露後ワクチン)ことを示しました。
それでも、この感染症がなくならないのは、野生動物がウイルスを保有しているためです。日本を含め、わずか10か国程度が狂犬病フリーですが、その他の国では、狂犬病は存在します。海外に行くときには、ワクチンをうって行くほうが良いと思います。
原虫は単細胞の原生動物門に属する、病原性微生物です。海外にはマラリアやレーシュマニア、トリパノソーマといった熱帯病がありますが、先進国のペット動物に由来する重要なものとしては、クリプトスポリジウムとトキソプラズマがあります。クリプトスポリジウムは哺乳動物(家畜や野生動物)からの水系感染(オーシスト:受精卵)は、水道の塩素濃度では不活化出来ません、またトキソプラズマの自然宿主はネコで、猫糞便のオーシストや豚肉などのシストからの感染がよく知られています。しかし、両原虫は鳥類も感染します。今回は、その点に注目して紹介しました。真菌は前に紹介したヒストプラズマ症の他には、鳥類由来のクリプトコックス症が需要です。
最後は寄生虫感染症です。寄生虫は線虫、吸虫、条虫とありますが、ペット動物に由来する感染症としては線虫(犬糸状虫、アライグマ回虫、キンカジュー回虫など)と条虫(瓜実条虫と多包条虫)が問題となります。それぞれの特性と問題点と予防法について紹介します。
イベルメクチンは大村先生(ノーベル賞受賞)が発見したマクロライド系の抗生物質です。線虫症の糞線虫症、あるいは疥癬や毛包虫症にも有効です。しかし、その作用機序は線虫(線形動物門)のγアミノ酪酸の遊離を促進して、興奮神経系の刺激を遮断するものです。吸虫や条虫のように、γアミノ酪酸(GABA)を利用しない寄生虫(扁形動物門)には効きません。
病原体に対する対処法をまとめてみると以下のようになります。
ウイルスには、限られますが抗ウイルス薬があります。核酸の類似体(抗ヘルペス薬、リバビリンやアビガンなどが有名です)、ウイルスの蛋白分解酵素の阻害剤などがあります。またインターフェロンや抗体(γグロブリン)も利用できます。
細菌には、種々の抗生物質があります。DNA合成阻害剤としてはキノロン系、RNA合成阻害剤としてはリファンピシンなどがあります。細菌のリボゾーム機能をとめ、蛋白質合成を阻害するものには、マクロライド系、テトラサイクリン系、クロラムフェニコールなどがあります。細胞膜障害剤としてはポリミキシンBやコリスチンが、細胞壁合成阻害剤としてはβラクタム系、グリコペプチド系、フォスフォマイシン系の抗生物質があります。また、代謝阻害剤としてはサルファ剤やトリメトプリムがあります。
真菌には、核酸阻害剤としてのフロロピリミジン(5-FC)系、細胞膜障害剤はアンフォテリシンB,ナイスタチンが、細胞膜合成阻害剤にはイミダゾール系、トリアゾール系が、細胞壁阻害にはキャンディン系の阻害薬があります。
原虫には、DNA切断を起こすメトロニダゾール、チニダゾール、核酸合成阻害薬としては、アトバコン/プログアニル酸があります。代謝阻害剤にはピリメタミン、サルファ剤があります。
寄生虫(蠕虫)のうち抗線虫薬にはサントニン、ピランテル、メベンダゾール、イベルメクチン、カルバマジンが、抗吸虫薬にはプラジカンテルが、抗条虫薬には、
アベンダゾール、プラジカンテルがあります。
従来のペット動物(犬、猫、小鳥等)に由来する感染症には、それほど深刻なもの
はありません。いたずらに恐れる必要はありません。しかし、老人や小児、基礎
疾患のある人、免疫不全の人は、通常のペット動物の常在菌や病原微生物でも感染
発症し、時に重篤な経過をとることがあるので注意が必要です。
①動物との節度ある接触
②飼育の衛生管理(適正な糞尿処理)と接触後の手洗い
③飼育動物および飼い主が異常を感じたら、迅速に医師・獣医師に相談すること
が重要です。
また、野生動物や輸入動物(エキゾチックアニマル)、侵入動物(エイリアン
アニマル)はペットには向きません。危険性を認識する必要があります。
ペットショップなどでは、群飼育、異なる産地の動物、異なる種の動物を一緒に
飼育するのは出来るだけ避けたほうがいいです。