2023年6月17日「動物感染症学」の再評価のための集中講義(補講)をしました。1コマなので90分です。次の週に5択100題の試験を行いました。講義はYou Tubeにアップしましたが、スライドがmylogでみられない学生さんがいることが分かりました。ここにアップしました。動画は以下にアドレスです。
総合獣医学演習I「動物感染症学」2022が出来ました。過去10年間の動物感染症関連出題500題の傾向を分析した結果、27感染症で約200題の出題がありました。年平均20題。これらの感染症を中心に関連感染症をまとめてみました。
講義は以下のVODにアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=IbHZePJrJRc
動物感染症学第1回から9回までのスライド資料は、動物感染症学1にアップを終わりました。ここからは動物感染症学の10回(豚のウイルス病)、11回(豚の細菌感染症他)、12回(馬の感染症)、13回(めん羊、山羊の感染症)、14回と15回は愛玩動物の感染症です。それぞれ、講義と反転対面講義のYouTubeのアドレスを、以下に載せておきます。対面講義のスライドは要望があれば載せようと考えています。それでは10回の講義です。
第10回講義豚ウイルス https://youtu.be/lulCjD7jZEk
第10回講義対面 https://youtu.be/rqjm6cUzkIk
動物感染症11回は前回に続いて国家試験によく出る豚です。前回ウイルス病をやりましたので、今回は豚の重要な細菌、真菌、原虫、寄生虫感染症をまとめて1回でやってしまいます。今回の講義と反転対面講義のYouTubeを以下に挙げておきます。豚はこれで終わりです。
11回豚細菌感染症他予習 https://youtu.be/XMxayQvBUdM
11回対面合議2021年 https://youtu.be/43TCrepEiMg
11回対面講義2022年 https://youtu.be/nd1rmJ37ADo
動物感染症学12回は、めん羊・山羊の感染症です。国家試験には、感染症としてはめん羊・山羊はあまり多く出ませんが、面白い重要な感染症があります。スクレイピーはその典型です。BSE(牛海綿状脳症)の方が世界的に問題になり有名になってしまいましたが、感染症としてはスクレイピーが無ければBSEの研究は進まなかったと思います。また、ヒトのプリオン病に関する研究のベースにはスクレイピーの研究がありました。いつか機会があれば、そのあたりの話をしたいと思います。
緬山羊の感染症予習用 https://youtu.be/WgsTBFik8hQ
緬山羊の感染症対面授業2021 https://youtu.be/I1NBZu1pwBk
緬山羊の感染症対面授業2022 https://youtu.be/wTyxSX33l-4
動物感染症学13回は、1回分だけですが馬の感染症です。国家試験には、感染症としては馬はあまり多く出ませんが、家畜衛生、産業動物臨床、病理、解剖などでは馬に関する問題が多く出ます。重要です。
13回馬の感染症予習用 https://youtu.be/edNCHdjUK_I
13回馬の感染症対面授業2021 https://youtu.be/JJkYJuNOuJg
13回馬の感染症対面授業2022 https://youtu.be/JS2-CWAkXTg
動物感染症学の最後のグループは愛玩動物感染症です。人獣共通感染症でも紹介しましたが、人を巻き込まないがイヌーイヌ、ネコ-ネコの主要な感染症を第14回に、国家試験にはあまり出ないかもしれないが、一次病院で出会う頻度の多い感染症、特に、いつも最後にまとめて紹介することになる、内部、外部寄生虫症などを15回に紹介することにしました。
第14回愛玩動物予習用 https://youtu.be/bJMXCPsIt1E
14回対面授業2022 https://youtu.be/ZD3J96jb5Ck
2022年は、事情があって、週に2コマ連続でなく、週に1回ずつ反転対面講義が出来ました。少し余裕がありました。また、コロナ禍に入って初めて15回とも反転対面講義が出来ました。そこで新しく15回目に伴侶動物のよくある感染症(原虫、内部寄生虫、外部寄生虫病)を加えました。人獣共通感染症では人間目線で、医動物では寄生虫目線で見ていて、犬猫の宿主から見た感染症としてみていなかったことに気が付きました。
15回愛玩動物対面 https://youtu.be/sZMuY4_wZVQ
動物感染症学のミツバチのところで教えている、ミツバチの唯一の「法定伝染病」である「腐蛆病」に対する不活化ワクチンを米国FDA(食料医薬品機構)が承認する旨のニュースが来ました。T,Bリンパ球が無く、見かけ上、特異免疫(免疫記憶)の無い?ミツバチにどのような形でワクチンを使うか疑問でもあり、興味深い課題です。
面白い質問がありました。少し調べてみました。授業によく利用するCDCの画像に素晴らしい答えが書いてありました。この図は、時々見た気がしますが、質問が来るまで考えてみていなかったことに気が付きました。論文も「感染する」、表面に感染する」、「侵入する」、「細胞内増殖する」「偏性細胞内寄生」などいろいろ書いてありました。図を見て、何故なのか?よくわかりました。